- ちどり
- I
ちどり【千鳥】狂言の一。 金なしで酒を求めるよう主人に命ぜられた太郎冠者は, すでに借りのある酒屋へ行き, 千鳥を捕らえるまねや津島祭の話などをしてまんまと酒をせしめる。 津島祭。IIちどり【千鳥・鵆】(1)チドリ目チドリ科の鳥の総称。 全長15~40センチメートル。 ほとんどの種が足の指は三本で後ろ指を欠く。 海岸や平野の水辺にすみ, 親鳥は外敵が近づくと擬傷動作をする。 北方で繁殖し, 日本では春秋に通過する旅鳥が多いが, 周年とどまるものもある。 ﹝季﹞冬。(2)多くの鳥。
「朝狩に五百つ鳥立て夕狩に~踏み立て/万葉 4011」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.